古くなった住まいに「そろそろ手を入れたい」と思っている方へ。築20年以上の戸建て住宅・マンションは、さまざまな不具合や暮らしにくさを感じるタイミングです。神奈川県や横浜市では、こうした住まいを「再生」し、次の10年・20年を快適に暮らすためのリフォームが増えています。
今回のブログでは、特に築20年以上の住宅を対象とした性能向上リフォームをテーマに、「どんな悩みにどう対応できるのか」「どこにお金をかけると長持ちするか」などを深堀していきます。
1. 築20年を過ぎた家で見られる代表的な悩み
神奈川県・横浜市内の住宅では、以下のような悩みが多く寄せられています:
外壁や屋根の色あせ、雨漏り
冬の寒さ、夏の暑さが室内にこもる
給湯器や配管設備の老朽化
キッチン・トイレ・浴室の使いづらさ
階段の上り下りがつらくなった(高齢化)
間取りが現代の生活スタイルに合っていない
これらを根本から見直すのが「性能向上リフォーム」です。表面的な修繕にとどまらず、断熱性・耐震性・動線設計を含めたトータル改修が求められます。
2. 「リフォーム」か「建て替え」か迷ったら?
築年数が20〜30年を超えると、「建て替えるべきか、リフォームすべきか?」と悩む方が多くなります。
▼ 建て替えのメリット・デメリット
メリット:すべて新築で最新設備を導入可能
デメリット:費用が高額(2000万円〜)、仮住まいが必要、行政手続きも多い
▼ リフォームのメリット・デメリット
メリット:1000万円以下でできるケースもあり、愛着ある家を活かせる
デメリット:建物構造の制約を受ける、配管・柱の劣化がある場合も
横浜のように土地が限られている地域では、建て替えよりも「基礎を活かした大規模リフォーム」のニーズが高まっています。
3. 性能向上リフォームの具体的な内容とは?
■ 耐震改修
昭和56年以前の旧耐震基準の家は要注意。
耐震診断を行い、筋交いの補強・構造壁の増設などを行います。
■ 断熱リフォーム
外壁や床、天井に断熱材を追加
窓をペアガラス・樹脂サッシに交換
冬暖かく夏涼しい家に変身
■ 水回り設備の一新
給湯器・配管の更新(漏水予防)
最新型キッチン、ユニットバス、節水トイレへ
■ バリアフリー化
段差の解消、手すりの設置
将来的な介護を視野に入れた設計(1階に寝室など)
■ 間取り再構築
和室をリビング一体化、壁を抜いて開放感ある空間へ
子どもが独立し、夫婦2人向けの空間構成に変更
4. 神奈川県・横浜市での施工事例
■ 横浜市港北区:築28年の戸建て全面リフォーム
工事費:980万円
内容:耐震補強、LDK改修、水回り全交換、外壁塗装、2階に趣味室追加
効果:光熱費が月5,000円ダウン/収納力アップ/来客にも自慢の空間に
■ 川崎市多摩区:マンション築22年の内装改修
工事費:480万円
内容:壁紙・床張り替え、和室→洋室へ変更、キッチンと浴室交換
効果:家族4人で快適に暮らせる住まいへ再生
5. 予算と工期の目安(性能向上リフォーム)
工事内容
費用目安
工期
外壁・屋根塗装+防水
100〜200万円
約2〜3週間
水回り一式交換
150〜300万円
約10〜15日
耐震+断熱+内装全面
800〜1500万円
約1〜3ヶ月
仮住まいが必要なケースもあるため、スケジュールと生活への影響を含めて計画を立てましょう。
6. 補助金・税制優遇制度(2025年対応)
住宅省エネ2025キャンペーン:断熱窓・給湯器で最大30万円
長期優良住宅化リフォーム推進事業:性能向上工事に最大100万円
神奈川県耐震化促進助成金:耐震診断・改修で最大50万円
住宅ローン控除(増改築):一定条件で税額控除適用可
補助金は年度により変動するため、施工会社に事前相談するのが得策です。
7. 性能向上リフォームの成功ポイント
診断から始める(耐震・断熱・劣化)
要望を「今」と「将来」に分けて整理
見積もりは最低2社から取り、内容と保証を比較
図面だけでなく、サンプルや実物を確認
工事中の進捗報告を受けられる業者を選ぶ
8. まとめ|築年数はマイナスではない、“進化”のチャンス
築20年以上の住まいは、リフォーム次第で「今よりもっと快適な家」に変わります。
外見はそのまま、中身は最新設備・高性能
家族の暮らしに合った導線や間取りへ
長く安心して住める耐震・断熱住宅へ
神奈川県や横浜市内には、こうした性能向上リフォームに特化した施工会社も多数存在します。
「建て替えまで考えていたけれど、リフォームでこんなに変わるなんて」
そんな声が多く聞かれる今、あなたもぜひ“家を進化”させるリフォームを検討してみませんか?